落葉

あまり自覚は無いのですが、僕は世間一般的にはVtuberに属されるものらしいです。「イエシロユウ」という僕として、日常の事、思った事、配信の事、ゲームの事などを不定期に更新します。

ff14のPvPの話をしよう

前置き

イエシロユウです。僕は何者であろうと、今回は捨て置くことにしましょう。

 

表題の通りですが、はてなブログの最初の記事、そして最後のff14の記事としてこれを持ってきました。

Wolves den'主催クリスタルコンフリクト非公式大会「Dawn of Conflict」の企画段階から発案の詳細の経緯、そして中止に至るまでを当時作成した企画書を概略し、自分なりに考えた事、思った事、そして今考えていることを残すことにしました。

 

最初に記載しておくと、僕は現在のコミュニティの在り方に疑問を呈している立ち位置です。その為この記事は今のコミュニティに対して極めて攻撃的で、コミュニティにとって健全でないものが含まれています。特に名称も隠していません。これを読んでどう思うのも自由であり、「それは違う」と憤慨するのも自由です。ただ、「それは違う」と言うのであれば行動で結果を示すべきであり、僕もそれを望んでいます。ただ本来僕にはその資格は無いし、その後の事は今コンテンツをプレイしているプレイヤーに託すことにしました。

 

この記事なり匿名掲示板なり、Xの引用リポストで下らない批判コメントを書いている場合ではないと思う。本当にff14PvPが好きなのであれば、ですが。

 

同じ道を、異なるほうへ。同じ目標を、異なる方法で。

そもそもWolves den'とは何だったのか?

記録に残っている限りだと、2021年11月頃に前身となる集まりが発展し、2022年3月頃に組織。主にPvP広報アカウントの保守運用を目的とするものでした。主要メンバーは3人。他アカウントや広報と違う部分として、僕の「本当にコンテンツが好きなのであれば、都合の悪い情報や問題にも向き合うべき」という考えがあり、まとめサイトの批判的な内容のものもリポストする様にしていました。

 

なお、Wolves den'は主催を含め、無期限延期という形で大会の中止が決定した後、アカウントの保守運営、またff14PvPに対して全員が見限るという形を取ったため2023年11月某日に解散とし、現在はアカウントも削除されています。

参考リンク

note.com

大会発案までの経緯

2023年4月末から、現在進行系で行われている大会が進歩がないと考えていたため、自身で大会を開催しようと思案していました(エントリー開始は11月1日だったので、それだけ長い期間水面下でこの大会は準備が進められていました)。その風潮は大会概要の冒頭にも表れています。このあたりから攻撃性が出てくるので苦手な方はブラウザバック推奨です。

今のPvPコミュニティは閉塞し、極めて内向きであると考えています。コミュニティの中のプレイヤー同士で参加・開催し行われる大会イベント。コミュニティの中でだけで消費されるコンテンツ。
コミュニティに溶け込めるプレイヤーだけで盛り上がってしまうと、コンテンツ自体が内向きに閉じてしまい、プレイ人口減少へ繋がっていくことは明白です。

コンテンツは、もっと外に開かれたものであるべきです。

この大会には実際の企業や団体のスポンサードを受けており、多くの人が関わっています。コンテンツをもっと多くの人が楽しみ、存在を知ることが出来るように願っています。

その他にもメディア展開されているeSportsのタイトルやストリーマーの競技シーンを参考にこの大会は開催されます。今後このコンテンツが広く展開され、"夜明け(Dawn)"となることを願っています。

要件として、大会のコンセプトを画一的にさせる要素及び目的を定義すると、

  • 現状eSportsごっこのクリスタルコンフリクトをソーシャルメディアなど外部に発信する機会を設ける事で、eSportsとして仕立て上げる
  • 過疎先鋭化しているコミュニティをオープンな形にすることで上記に加え外部からのプレイヤー参入を目指す
  • 実際の企業にスポンサーとして協賛していただくことで今後の展開を作れる様にする

ちなみに大会名「Dawn of Conflict」は「うみねこのなく頃に」のEP6「Dawn of the golden witch」から来ていたりする。ハッシュタグは「#夜明け杯」としたが、諸事情で大会名を至急決める必要があり急ぎ決めたもの。大会の開催発表をした後に「黎明杯」(黎明=れいめい。夜明けで最も明るい時間)とかにすればよかったと後悔していたのを覚えている。夜明け杯より語感が良いし、何より格好いい。

余談はさておき、これらはさらに経緯や目的が細分化されていくのですが、その前に大会を開催する前に懸念していた事を整理します。

大会開催にあたり懸念していた事

  1. 現状のコミュニティが主催を知ることによって拒否反応(無視・無関心・否定的な反応)を示す懸念
  2. 募集が集まらない懸念。特にその中でも運営スタッフが集まらない懸念
  3. スポンサーの協賛がないことの懸念

順を追って記載していきます。

1.現状のコミュニティが主催を知ることによって拒否反応(無視・無関心・否定的な反応)を示す懸念

まず最初に、僕の立ち位置もあり、もはや1プレイヤーの立ち位置ではないリミットブレイクTVは確実に無視の対応を取ると予想しており、またそれに準じてコミュニティ内のユーザーも大半が同様の対応を取るだろうとそれを前提として準備を進行させる事にしました。実際に、事前アンケートでDawn of Conflictのエントリーを検討するかという設問に対して7割以上が興味が無い・参加しないという解答でした。ほぼ想定通りの結果でした。ちなみに主催が誰か判明するまでのポストのエンゲージは高く、その後急落するまでも上同でした。

具体的には、メディア連携・スポンサー協賛を始め賞金および賞品の強化、普段他タイトルを配信している中規模~大規模配信者との配信活動、外部との広報・連携、またその他の手段を行使する事(結果的にこれは行わなかった)で現状のコミュニティのトップであるLBTVに紹介させざるを得ない・黙っていられない状況(最低ラインとして認知させるだけでも良い)を作ることができれば我々の勝利・成功として広報準備を進めました。

また大会が成功せずとも、顛末を報告などする際に「コミュニティはこれらの事項に興味を示さず、今後発展する見込みは無いように見受けられる」といった旨を報告することになる。中止の理由について、スポンサー側は説明を受ける権利があります。大会が成功してその先が開かれても、中止や失敗に終わってその先が閉じても僕はどちらかの目的を達成する事が出来る。その為1の項目は大会の準備を進めていれば問題ないと考えました。

「普段他タイトルを配信している中規模~大規模配信者との配信活動」については配信アンケートの結果も合わせ後ほど記載していく。

2.募集が集まらない懸念 - 特にその中でも運営スタッフが集まらない懸念

以前のアンケート結果(チーム参加か、個人参加か大会の形式を集計した際、個人参加大会需要で2倍以上の開きが発生した)や、イエシロユウの想定として個人参加の大会に表面化していない需要がある可能性はとても高いと見ていた。個人部門は予定通り告知を進めていく(必ず初心者でも楽しめる・見て楽しめるという事を推し進めていく)。懸念としてはチーム部門が集まらない事であるが、事項1の通り大会が失敗に終わっても主宰にとっては問題ないとしこちらは検討しなかった。

1の事由もあり運営スタッフが集まらない事は企画当初より想定済みでした。運営スタッフは個人的に関係があるところから目処が立っており、エンタメやesportsイベント関係に従事し就職を希望しているFFXIVプレイヤーの専門学生を主宰の関係者を通して個人的に斡旋することとしました。大学で教授や大学院生がプリペイドカードなどを報酬にして学生に研究協力をさせるようなものです。現状大会は身内でしか行われていないので、誰でもクリコンの大会を開催できるまで大会のノウハウを外部に持ち出す事が目的としました。コンテンツの未来を未来ある学生にも経験として託すことにしました。外部でも開催出来る基盤が必要です。今のスト6とかValorantみたいに簡単な話ではないのです。

大会のノウハウや技術を教えてもその対象も身内で、またその身内も身内の中でしか大会を開かないだろうと考えた上での行動でした。上記の理由のため、ある程度の人数不足は対策可能としました。ほぼ毎日大会の参加状況をポストしていましたが、"外部派遣"の2名はこういった背景がありました。

流石国内最大手MMORPGFFXIVといったところで、現役のプレイヤーを見つけるのはさほど難しくありませんでした。また偶然にも、その1名はスクウェア・エニックスに入社し第三開発事業本部(FFXIV開発してるところ)でFFXIVを作ることを志す学生でした。スクウェア・エニックスって任天堂並みに新卒は学歴キャリア採用してるイメージあるんですが頑張って欲しいですね。

ちなみに、その2人ともff14PvPはプレイしていませんでした。普段はValorantやLoL、タルコフをやっているとのこと。ff14PvPは報酬のためのもので、ゲームとしては正直見向きもしていなかったそうです。マッチングが杜撰で、ロールバランスも取れていない、終いには開発のトップがコミュニティの中から出てこない。調整も全体の数%しかいないコミュニティ基準。正直当然かなとは思います。ゲームの本質はランクマッチにあるはずなんですが、とにかくソロキューが面白くないんですよね。自分で企画しておいて、このゲームがesportsになれるかどうかというところはあるんですが...

3.スポンサーの協賛がないことの懸念

イラストやギルなど、コミュニティからの協賛は1の事由からまずないだろうという前提で話を進めました(イラストの協賛は応募していただけた方がいました。本当にその節はありがとうございました。大会の開催に至らなかった事は申し訳なかったと思っております)。つまり外部からしか望めないと最初は見込みを立てていました。

そのため、僕の関係者や所属している既存のコミュニティ、遠い過去の配信やプライベートで関わった事のあるところから、またそうでなくてもコンタクトを取れそうなところからあたっていくことに。
どういう形でff14をに発信していくか?何を説明すればFFXIVを理解してもらえるか?その中でもPvPはどう扱うか?という事を起点に、この大会の広報は始まります。そもそも最初の着眼点はPvPですらなかったのです。何故ならこのゲームは始めるほとんどのプレイヤーはPvPを目的にプレイを始めないからです。そして今このゲームをプレイしている大半のプレイヤーもPvPをプレイするためにこのゲームをしていないのです。何を売るべきなのか?冷静に考えれば当たり前の事なのですが、これはかなり根本的なところだと考えています。僕は、外に目を向けることにしました。宇宙は空にあるのです。

競技として、エンターテイメントとして画一化を図るために

以上3つの懸念を据えて、この大会は準備や広報を進めて行くことにしました。ここからは、企業のスポンサーから協賛を頂くなどとは別に大会のルールや内容といった仕組みの部分で既存の大会とどうやって差別化・画一化を狙ったかという話をしていこうと思います。一番大きいところだとDawn of Conflictは「オープンスクリム」がそうだったのではないかと考えています。

先に、Dawn of Conflict大会概要から僕の考える「オープンスクリム」の定義を記載しておきます。

オープンスクリムとは、スクリムを行う両チームの了承を得た上で、スクリムを配信にて公開して行う事を指します。

・今大会はスポンサーの協賛があり、大会の透明性・平等制を担保するため

・上項に加え、それらを外部に発信するプロモーションのため

・既存の大会と異なり、大会を見る側も"過程を楽しめる大会"であるようにするため

・今までチーム戦を行ったことのないプレイヤーに、どの様にスクリムを行っているか?と今後後続していくプレイヤーを作っていくこれからのプレイヤーに発信するプロモーションのため

大会の画一化を行うためにまず検討した事はブラックボックスとなっている部分の透明化でした。画一化を行うというよりは、外部に協賛していただくにあたり必要となった部分でした。今回の大会とは関係ありませんが、大会プラットフォームGauGではスポンサー協賛にあたりGauG関係者などが大会の様子を視察する事があるようです。

大会用Discordがある場合はGauG関係者を招待して運営相当のロールを付与してください。
主催者と参加者間でトラブルが発生している、途中棄権が多いなど、商品提供にふさわしくないとGauG関係者が判断した大会は賞品の提供をおこなわない場合があります。

また、今回は初の企業スポンサードがあるユーザー大会として、閉じたものではなく後続のスポンサーやプレイヤーのために、大会そのものの透明性や可能性をアピールする必要があると僕は判断しました。これにはスポンサーを通した外部へのプロモーションにも繋がっています。外部に見せるにあたって、「相手のチームのタンク自衛雑魚だからあいつから崩そうぜw」とは言えませんからね。PvPプレイヤーはツール使ってて当たり前みたいな風潮もあるので、タスクマネージャーをウィンドウキャプチャでOBSに出し、それでログを隠すという要求も考えたんですが純粋に面倒だし、全員が配信していないと他の誰かが使っているのではと水掛け論になるので辞めました

もう一つの目的として、先述の通り「見る側が過程を楽しめる大会にする」という事でした。当時の企画書にはコンセプトとして、"オープンスクリム(ベクトルが内側に向く現在の"スクリムと銘打ったもの"の否定・後続へのロードストーン)「レベルの高さより、人はドラマを好む」"と書かれています。僕はクリコンの今を質に出し未来の価値をコンテンツとして売ることにしました。今後、大規模なコミュニティ大会も開催されるとは思いますが、恐らく発生しているであろう自費を払ってまで続けていけますか?

今現在、CRカップを始めとする大手ストリーマーが関与するスクリムは配信される事が当たり前となっています。プロゲーマーをはじめとして上位のプレイヤーが新規の初心者プレイヤーなどとチームを組み、一緒にプレイをして上達する過程や、その中で起こるイベントを切り抜きなどで楽しんだことはないでしょうか。この大会にも、同様の展開を望んでいました。個人部門は出来る限り実力がチーム間で均等になる様編成される予定であったため、これは意図的に狙ったものでした。

今のクリコンの現状として、ユーザー大会が始まると見るものが無くなる。大会参加予定である既存のコミュニティ内に属する多くのプレイヤーがチーム同士で"スクリム"と称して練習試合をする事が増え、配信をするプレイヤーが激減し、結果的に消極的参加層~下位プレイヤーのクリスタルコンフリクト(ランクマッチ)に対する興味を削いだのではないかと推察を立てていました。

 

また、昨今の大会はレベルが高い"だけ"の変わり映えしない大会になっているのではないかと推察を立てていました。大会をしても大体同じメンツ、同じチーム。同じ実況。普段クリスタルコンフリクトをプレイしているプレイヤーであれば楽しめるのでしょうが、さほど興味もない人からすれば変わり映えしないものになります。例として、LBTV主催第2回目の大会の視聴者数・再生数が著しく落ちています。(4日間日程であったりかなり大会形式が違うが、最終日も含めてほぼ開きがない。僕にはアナリティクスを見る権限が無いのでかならずしも正しい想定では無い事は注意書きしておく)

間違いなくレベルの高いものを提供しているのに、何も響かない、後が続かないのです。

 

幸いにもff14PvPプレイヤーにも動画を編集し切り抜き、投稿される方がいるようです。大会中にスクリムのシーンを切り抜きそれを"売る"ことも出来ますし、大会終了後に振り返る事も容易です。仕事が早いのであれば大会のエンディングで流すことも出来るかもしれません。どちらかといえばスクリムは公開したほうがメリットがあるのではないかと、僕は思います。

 

ここで問題となるのは、ターゲット式・基本的に攻撃が必中・LBがオーバーウォッチなどと違い攻撃蓄積で無いので時間で必ず回ってくるなど、ff14はアクションではない要素が多く戦略や作戦がウェイトを占める割合が多いことです。今の風潮とは逆で、チームと呼称されるものからすれば見せたくない要素が実際多いのです。なので、大会のオープンスクリムも任意形式としました。

コアな部分に関わる内容も多いところであるため、オープンスクリムの参加は必須ではありません。しかし、この先のプレイヤー、見る側があってのゲームです。コンテンツの未来の為に、是非協力していただければと思います。

しかし、オープンスクリムは今後必要になってくる要素なのではないかと思います。これには多くの協力が必要です。現状のクリコンの過疎問題は、正直一個人で解決出来る問題ではないと思います(そもそも開発が仕事をするべきなんですが)。そういえば、最近同じことを考えたのか公開スクリムを定期的にやっている配信者がいますね。あれも本当は双方の視点で見れるようにすべきなんですが...あと外部の人間が見る機会も必要です。

 

クリコンは上を目指すのがかなり簡単なゲームです。ここなら自分の居場所があるからそれをやらないのか?自分の自己承認欲求が満たされるのから配信をやっているのか?他のPvPをやらないのか?など色々考えました。

 

あまり関係のない話ですが、クリコン配信をする人が減り、他の配信に流入しているというのを延々と繰り返しているのではないでしょうか。好き好みあるので開きはあるでしょうが、突出してこの人のクリコン配信だけは明らかに見ている人が多い、というのはあるでしょうか。平均合算ですが、大体60~100人で収まっていませんか?どこかで見た話ですが、配信は10人見てれば評価される時代らしいです。クリコン以外の配信で同じ人数を集める事は出来ますか?あなたではなくクリコンというコンテンツを見ていませんか?

 

ちなみに、Overwatch LeagueやHalo Infiniteなど恒常的にプロリーグが行われていたものはあまりこれらには該当しないようですが...(Overwatch Leagueモデルが商業的に破綻・失敗している話はまたそのうちしましょう)

 

さて、話を本筋に戻しますが現状ごっこ遊びの大半のチームと呼称されるものには長期的な目標が存在しないと僕は考えています(必ずしも長期的な目標がある=正しいという訳で無いことは注意書きしておく)。大会が終了したら解散、というところもきっと多いのではないかと。

そもそも、チームなど響きの良い言葉を使っていますがやっている事は固定となにも変わりません。リアルの都合で活動が出来なくなったり。短期的な目標しかないので、時間が経つにつれモチベーションのベクトルが「勝ちたい」「楽しみたいだけ」などとすれ違っていき、こじれてトラブルにもなったりする。問題が起こる前に問題解決の策を用意していないところは現実でもとても多い。僕は全く興味が無いので感知していないのですが、初期から続いているチームはどのぐらいあるのでしょうか。また、仮に続いていたとして積極的に活動は行っているのでしょうか。大会の時だけ集まる、とかになっているのではないかなと僕は思います。

この先、コミュニティが疲弊したり、理解しがたい調整が入るなどして更に過疎化が進み大会も無くなり、フィーストの様に変わり映えする報酬があるわけでもない、何を目標に続ければいいのだろうとなる時もあるかもしれません。その時、今これをここまで読んでいるあなたは"チーム"と呼ばれるものを続けていられるでしょうか?身内大会でも、まだ大会があるだけ恵まれているとも言えます。

 

この先を見据えた基盤を作るのであれば、答えは書くまでもないと思います。

 

ちなみに、他ゲームのユーザー大会などと比較してもFFXIVのクリコン大会はかなりレベルが高い方だと思います。PvPの界隈が村で、横の繋がり・連携が強いから出来ているという要素を鑑みても進行に滞りなく、ブロックを分けて大会を行っても進められるのはかなりレベルが高いと思います。こういった様子をもっと外部に発信できれば良いのですが...

 

僕は、またもう一度、Stansmith、岸大河さんにff14PvPを実況して欲しいなと思いました。もしかしたら、それが今のゴールラインなのかもしれません。

 

さて、次は普段他タイトルを配信している中規模~大規模配信者との配信活動について書いていきたいと思います。

 

他タイトル配信者の誘致

クリスタルコンフリクトというコンテンツを外部に発信するにあたり、普段他タイトルのPvPをされている配信者を大会と抱き合わせのイベント、単発企画配信として誘致出来ないか検討することにしました。ここで"普段他タイトルのPvP"としているのは、今ff14をプレイしているプレイヤーより対人ゲームに慣れている・耐性のあるプレイヤーなど比較的ニュートラルな立ち位置にいるプレイヤーを誘致した方が効果的なのでないかと考えたためです。

ff14は基本的に攻撃が必中。敵の攻撃も難解ではあるものの決まったものしかしてこない(なんだったらギミックもわかっているのでそれをトレースすればよい)。自分の攻撃も決まったルーティーンで回せばよいというゲーム性です。つまるところ、極論どれだけゲームが下手でも、難しいコンテンツでも時間をかければ必ずクリア出来、成果を得られる様になっています(なんだったら他人の火力でクリアして、自分は出来ると勘違いしている層も中にはいます)。公文式です。それが年々拡張を追うごとに簡易化してきて面白くなくなってきた、という批判も出てきているレベルです。

PvPは、必ず成果を得られる訳ではありません。誰の言葉か忘れましたが、「セオリーはあってもテンプレはない」なんて言葉もあります。ff14のプレイヤーは先述の事もあり、とりわけ失敗体験を嫌う印象があります。負けが当たり前で、どうしたら勝てるのか?を考えるゲームをプレイしているプレイヤーを誘致した方がPvPとの親和性は高いのではないか?と考えた訳です。どれだけPvPが好きでも、集中力を使うので疲れる時もあります。幸いff14は後発がかなり追いつきやすく、いつでもプレイ出来るタイプのゲームなので気休めなどにどうですか?と進めた上でPvPの配信をしよう、ff14PvPを薦めるのではなく、まずはff14そのものをプレイしてもらおう、普段他のPvPタイトルを配信している方と。と思案しました。

偶然にも機会があり、普段ストリートファイター6を配信され、ウメハラ氏主催Beast Cup公認配信者にみちゃさんと配信する機会を得られました。アーカイブは下部に直接再生出来るよう添付しておきます。

反省点は多くありましたが、この配信はかなり多くの成果とフィードバックを得ることが出来ました。この配信は、配信終了後にGoogleフォームを使用し質問紙法を行っています。設問と、解答(概略)を記載します。

今回の配信は楽しめましたか(視聴していない場合は1を選択して下さい)。

均等目盛り式。1(面白くなかった)~4(面白かった)

概ねが面白かったとの解答。

1(配信が楽しめなかった・視聴していない)を選択された理由を教えて下さい。

チェックボックス式。

・配信に興味がない

・配信者に興味がない

・日程と都合が合わなかった

ファイナルファンタジーXIVに興味がない

ファイナルファンタジーXIVPvPに興味がない

・その他

ファイナルファンタジーXIVPvPに興味がないが1件。

この配信に関する以下の項目について、どのくらい満足されましたか。

グリッド選択式。各評価(低)1~4(高)。

・配信の内容

・配信の進行

・日時

・配信告知

告知の拡散力が足りなかったため(告知などをコミュニティが無視をしていた可能性も高いと見ている)、アンケートもそれらに関連する解答もあまり高くなかった。

普段プレイしているゲームを教えて下さい。チェックボックス式。

ストリートファイター6

ファイナルファンタジーXIV

・エーペックスレジェンズ

オーバーウォッチ2

・Valorant

・原神

・その他

ストリートファイター6が最多。意外にも、ファイナルファンタジーXIVが次点で多かった。これは自分の想定外の結果であった。

配信についてのフィードバックがございましたらご記入ください。自由記入。

・誰かもわからない、よく知らない初心者歓迎のカスタムより、いつも見ている配信者と一緒にプレイ出来たのが楽しかったし、入りやすかった(概略)

ff14のフリートライアルをインストールした(概略)

PvPに対して偏見があったので、楽しくプレイしているところが今回見れてよかった(概略)

今後行ってほしい配信やその他コメントがございましたらご記入ください。

・あまり実力が均等ではなかった。バランス調整をしてもよかったかもしれない(概略)

・第二弾として、にみちゃさんvs同じくらいの実力の配信者のクリコンカスタムを見たい(概略)

 

概ね以上です。これらの解答に関して、僕が何を思い、考えたか、敢えて詳細に書くことはしない事にしました。ここまで読んでいるあなたが、どう考えるかに託そうと思います。全てではないですが、これらの解答には答えがあると僕は考えました。

 

なお、大会が中止となっていなければこの他タイトル配信者の誘致企画は2回目があり、Valorant配信者と行う予定でした。

2BANルールの設定

BANルールを設定しよう、というのは大会を企画するにあたってかなり早い段階で決めた事でした。コミュニティが煮詰まって来ていて、かなりセオリーや最適構成が固定化されてきており(戦白詩が大体固定枠)、自身で選択が可能な対策としてBANルールは必須と考えました。1ジョブBANでは足りない、特定のリミットブレイクの組み合わせそのものを嫌う、という選択肢も考慮した結果が2BANルール設定の経緯となります。

Dawn of Conflictは個人部門があり、新規歓迎でもあったので2BANルールでゲームが出来るか、というところもあり本戦(チーム部門)準決勝からこのルールは採用することとしました。そこまで上がって来られるのであればジョブのプールはあると考えました。またそうでなくても、この機会に新しいジョブをプレイして欲しいと考えがあったからです。開発の調整に左右されないという意味合いもあります。Patch6.11aの黒魔道士のような極端に強いジョブが出てもそれをBANで拒否する権利があります。上手いモンクがいるなどして、相手の黒魔道士を受け入れる選択も出来ます。

エオルゼアン・スポンサー

Dawn of Conflictは実際に開催する事が出来れば個人主催の大会で初の実際の企業がスポンサードしている大会となります。

しかし、スポンサードしているのは実際の企業であり、対象はプレイヤーです。エオルゼアという世界の中に存在する演習の大会として、エオルゼアの中のスポンサーを募ることを考えています。

エオルゼアという世界の中にあるものの一つとして、普段FFXIVPvPをプレイしていない方との調和の助けになればと考えています。

ff14PvPをプレイしているプレイヤーはかなり少数派です。PvPに関与しない形でPvPに触れさせる(PvPに偏見を持っているプレイヤーは多い)、ウルブズジェイルにまずは来させる事は出来ないかと思案した結果発案したものです。具体的には演奏者、パフォーマー、ロールプレイヤーと呼ばれる方々にお声がけし、ウルヴズジェイルにて複数ステージ方式でパフォーマンスをしていただく予定でした。ここなら1000円で具なし焼きそばを売りつけるロールプレイをしても許されます。

VTdon広報スポンサーについて

公開範囲内で協賛いただけたスポンサーの1つとして、VTdonがあります。サーバー管理者の星こにあ様より頂いたメッセージを引用したいと思います。

『VTdon』はVTuberVTuberファン、関係者をメインに据えたマストドンサーバーです!! 
管理人はボイチェンVTuber星こにあ。 マストドンは分散型SNSと呼ばれており、分散型SNSは1つのサーバーでアカウントを作成すればMisskeyやMastodonなどのサーバーユーザーを自由にフォローすることができます。 
サーバー内ではVTuberという同じ界隈のユーザーが集まるため、コミュニケーションやユーザー志向に一定の統一性がある事も、VTdonの特徴です。
 これまで以上にVTuber界隈が盛り上がり、より快適なコミュニケーションが発生する事を期待して運営しておりますので、興味のある方はまず軽い気持ちでアカウント登録してみて頂ければと思います!

VTdonは広報スポンサーという扱いでした。大会が当初の予定通りであれば、VTdonに登録しているクリエイターに協力を仰ぐ、VTuber(とくにff14をプレイしている方)を中心に、ハッシュタグや配信活動にて不特定多数の方面にプロモーションを行っていただけないか打診予定でした。これは先述の通りff14を、クリスタルコンフリクトというPvPを外部に持ち出すというところで発案したものになります。

全体的なアートについて

僕がその時ストリートファイター6に影響を受けていた事、既存の要素を塗り替える、LBTVなどとは逆の方針でダーティーな印象を持たせる、という意味合いもありストリートカルチャー寄りの画像を作成していました。Dawn of Conflictという名前がうみねこのなく頃にから来ているので、当初中世ヨーロッパ風(今だとアークナイツの狂人号風なもの)のものを思案していたのですがクリスタルコンフリクトというコンテンツに合わない事、あまりにも作りづらすぎる事からボツになりました。

大会中止の経緯について

知っての通りかはわかりませんが、この大会は結果的に中止となっています。エントリーが来ないから、といったものではなく(ここまで読んでいるのであれば中止になっても僕が得をするというのは理解出来ると思います)、根本的なところで大会の前提が崩れてしまったため無期限延期という形で中止という選択を取ることにしました。

諸般の事情により経緯はお伝え出来ないのですが、スクウェア・エニックスに直接当大会について問い合わせを行う必要が発生しました。

ファイナルファンタジーXIVの大会開催そのものや

主催者の方で購入いただいた物品を賞品として提供することは問題ないのですが、

ユーザーによる非公式な大会においてスポンサーを立てることはできず、

無償での賞品提供をしていただくことはできません。

解答の全てがこの大会の前提を成り立たなくさせるものでした。まぁ当たり前といえば当たり前ではあります。一番最初の段階でゲームのイベントや大会運営を請け負っている企業や団体など、きちんと手順を踏んでIPホルダーから使用許諾を得ている団体に相談するべきところでした。このあたりはかなり厳密に法律はあるのですが、昨今の他タイトルユーザー大会(それらがTonnamelなどを通していたというのも致命的)の流れもあり、参加費を徴収し賞金にあてるなど賭博罪に抵触していなければ可能であるとかなり甘く見積もっていたところはありました。esportsに進出していないスクウェア・エニックスの法整備が整っていないとは言いませんが、結果的に商品・賞金と広告価値の全てを失ったため、この大会は中止の運びとなりました。また、Yamadacupなど他大会とスケジュールが重複したということもあります。

ちなみに、結果的に個人部門は募集人数の大凡半数である39名のエントリーがありました。始めて大会に申し込む方もいたとの事で、現状のコミュニティで拾えていない層がいるのは明らかです。

終わりに

細かいところは他にも多々あるのですが、残しておくべきことは概ね全て記載したと思います。冒頭にも書きましたが、これを読んでどう思い、どう考えるかは自由です。僕も以前好きだった格闘ゲームが今はとても楽しいし(練習など過程が全て正当に評価されるゲームはとてもいいものですね)、武器やシリーズ報酬のために時折戻ってくる事はあるかもしれませんが僕はこのゲームのPvPに戻って来ることはきっとないと思います。そして僕は今、近い内にストリートファイター6の大会を"今回はきちんと手順を踏んで"開催させていただく予定ですので、ご縁があればその時はどうかよろしくお願いします。

 

それでは、おやすみなさい。どうか良い夜をお過ごしください。

イエシロユウ